トップメッセージ

社会課題の解決を起点とした新たなビジネスを創出し、SDGsを含めたサステナビリティへの貢献を通じて、ブランド価値と企業価値を高める 


このたびの新型コロナウイルスの感染により、亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げます。また、世界各地で今なお感染者の治療に当たられている医療従事者の皆さま、感染拡大の防止に尽力されている全ての関係者の皆さまに心よりの敬意と感謝を申し上げます。一日でも早く世界中が穏やかな日々を取り戻せるよう、新型コロナウイルスの収束に向けて企業としての責任を果たしてまいります。

ミズノグループは、2021年に創業115年の節目を迎えます。私たちは「より良いスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する」という経営理念のもと、スポーツの歓びや幸せを人々に届けることを目指し、良質なスポーツ品の提供およびスポーツの振興に取り組んでまいりました。今日までの成長を支えてきた原点は、創業者の水野利八が遺した「ええもんつくんなはれや」の精神により品質を追求し、「利益の利より道理の理」の精神に基づいてスポーツ振興へ貢献してきたからだと考えています。

ミズノは、スポーツ分野で培った機能や素材を生み出す開発力と、高い品質のモノづくりを実現する技術力などの強みを生かし、新たなビジネス領域に挑戦しております。ミズノグループのブランドスローガンである「REACH BEYOND」を拠りどころに、“いつも、その先に向かっていく”という挑戦を全社一丸となって実践しています。

ミズノは、企業活動が地球環境に与える影響を認識し、1991年から地球環境保全活動「Crew21プロジェクト」に取り組んでまいりました。さらに、2015年には当社の社会・環境・経済への影響について把握し、優先的に取り組むべき重要課題(マテリアリティ)の特定を行い、実践的なCSR活動を展開しています。 2020年には「SDGs推進指針」を策定するとともに、2030年に向けた価値創造ストーリーを掲げました。強みを生かした事業展開により社会課題の解決を起点とした新たなビジネスを創出し、SDGsを含めたサステナビリティへの貢献を通じて、ブランド価値と企業価値を高めてまいります。

今後、日本では少子高齢化が進み、若年者のスポーツ人口が減少していくと思われます。その中で、シニアや普段スポーツに疎遠な方々にもスポーツの楽しみを届けるなど、ニーズをいち早くキャッチし、ミズノ独自の機能、耐久性、品質などを実現した製品を生み出していくことが重要と考えています。また、競技スポーツ品だけではない生活用品やワークビジネスなど、多様なシーンに目を向け事業展開をしております。スポーツ分野での強みを生かし、心身の健康増進や、地域の多様なコミュニケーション促進を含めて、社会課題の解決や地域社会の健全な発展に貢献していきます。

この先、長期的な社会の変化を見通すことは難しく、価値観や考え方などががらりと変わる可能性もあります。企業は、時代の変化に対応できる柔軟な適応力が求められていると考えております。スポーツ品の提供という幹を太くしながらも、ベトナムの小学生に親しまれているミズノヘキサスロンのような運動プログラムの普及やスポーツ施設の運用など、枝葉をその時々に応じて広げていきながら、ミズノの得意分野でのサステナビリティを実現してまいります。

ミズノ株式会社
代表取締役社長